2015年度 一般社団法人 森青年会議所

ひとづくり委員会方針

 

ひとづくり委員会

委員長 坂本 隆弘

 

『真のリーダーへの変革』

 

私が一般社団法人森青年会議所に入会して3年、2013年度に受講したセミナーでの、ある講師の次の言葉が今も心に残っている。

「成功している人には習慣がある。それは簡単なことだが難しい」

成功者を観察すると、能力が優れていることはもちろんだが、人間として基本的なことが身についているという。ごく簡単な例で言うと、布団をたたむ、靴を揃える、食べ物の好き嫌いが無い、姿勢が良い、などである。どれも取るに足りないようなことだと感じてしまうが、ただ「できる」のではなく「常にできている」ということが大切なのだという。しかも実際にはもっと多くの所作や心構えがある。講師の言葉の本質は、これら人間としての基礎を基礎たらしめることができている、それはつまり「身を修め続けている」人こそが成功者になれるということであろう。身を修め続ける人には品格が宿る。

私たちJAYCEEは、この「成功者」を「優れたリーダー」と置き換えて考えることができる。私たちは社会的リーダーを志す組織である。リーダーとはその人となりを、常に見られているものである。品格が備わっていると、人望が得られる。周囲の人の心に、「あの人のようになりたい」、「あの人と一緒に活動してみたい」という憧憬の念が起こると、傍観者が能動者へと変わり、人が集まるサイクルができあがる。「徳は孤ならず、必ず隣あり」という厳然たる格言がある。青年会議所とは、この格言を具現化できる組織であると私は信じている。

時代は優れたリーダーを確実に求めている。私たちは、町の行く末を憂う人たちの希望でありたい。自らの可能性にかけてみたい人の拠り所となりたい。そして、次代を担う青少年の模範でありたい。

今年度、ひとづくり委員会では、ひとつの結果を出すことを目標とする。資質向上に関しては、第一に健康という分野に取り組み、良習慣を身に着けることを目標とする。現代では、油断をすると健康を害する要因が多数あり、多くの人が健康に関心を持っている。そこで、町民の信頼を増していくことを目的とし、模範となるような自己管理を行う。そのために、目標と達成期限を定める。そして、健康に寄与する有益な情報配信を行い、進捗状況の検証をする場も設けることで、各々が継続的な取り組みを行えるような動機付けを行い、確実な成果を挙げたい。

また、健康以外の資質向上についても継続的な取り組みを行い、会員各々が、目標とすべき人物像、リーダー像を確立し、いつでも自身の言葉で語れるものを構築することを目標とする。そのために、会員がリーダーとして活躍し続けるために有益な情報を、書籍を中心としたあらゆるメディアから収集し、編集したものを、月2回以上、会員向けに配信し、会員の資質向上を図る。その過程で期待されることは、会員同士においても、体験や感銘を受けたことなど、有益な情報の活発な交換が行われていくことである。そして、年度の終盤に、身につけた良習慣の発表と合わせて、各々が抱くリーダーとしての理想像を語る場を設ける。会員各々にはこのことを常に念頭において継続的な修練を行っていただき、達成につなげたい。

会員拡大については、5名の入会を目標とする。青年会議所でしか学べないものに、私たち自身が確信を持った上で、入会候補者それぞれに対するアプローチ方法の確立、さらには入会後のフォローアップの構築を行う。そのために、会員全員で話し合う場を設け、効果的な運動を行うことによって達成させたい。

ひとづくりから強いまちへ、仲間と共に、互いに心を奮い立たせ、行動し続けよう。

 

 

2015年度 一般社団法人 森青年会議所

まちづくり委員会方針

 

まちづくり委員会

委員長 櫻庭 康文

 

『未来を灯す光』

 

人口減少や産業の衰退など様々な問題が山積している我が森町。歯止めの効かない人口減少は、産業の衰退と比例しているといっても過言ではありません。人口減少を食い止める為に、町民一人ひとりが考え、行動し、更に郷土愛の溢れる人財を創出し「明るい豊かな森町」の創造が必要であると考えます。次世代を担う子供達が地域の光であるならば、我々が地域の希望になる必要があると考えます。

まずは、地域産業の人手不足に拍車をかけ、地域経済を確実に悪化させている要因でもある人口減少は、特に「働き世代」でもあり「子育て世代」の人口流出を食い止める為に、養育環境を充実させることが必要であると考えます。養育環境を充実させる為に、次世代を担う子供達と密接な関係を持つ町民や行政及び教育関係団体を交えた養育環境整備意識醸成を促す事業を行い、町民一人ひとりに安心して養育する事の出来る地域にしていく意識を持って頂く事が大切であると考えます。そして、安心して養育する事の出来る地域を創造する為に、町民一人ひとりが考え、行動出来る事業を行う事で希望溢れる森町を創造致します。

また、未来を灯す光である子供達に対し、森町を誇りに思う心と希薄化している道徳心を育む必要があります。次世代を担う子供達の郷土愛と道徳心を育む為に、自然豊かな森町の魅力や地域産業の素晴らしさを体験して頂き、生命(いのち)の大切さや相互扶助の精神を育みたいと考えます。更に、近年、異世代とのコミュニケーションが薄れている事を鑑み、森町の礎を築いてこられた異世代との交流を深める為に、老人介護を体験して頂き、コミュニケーション能力を身に付けると共に、相手を慮る心を育みたいと考えます。帰結点を定めストーリー性を持って事業を行い、希望溢れる次世代の能動者を創出致します。

変革の能動者である我々JAYCEEが、明るい豊かな森町の実現に向けて、能動的に運動を展開する事で、地域の希望になり、本能的に行動する能動者を生み続けるサイクルを実現したいと考えます。地域を光り輝かせる為に、能動的に事業を展開し希望溢れる森町を創造致します。

 

2015年度 一般社団法人 森青年会議所

50周年実行委員会 委員会方針

 

50周年実行委員会

委員長 西村昌一

 

「次へ」

 

1965年9月この地域に青年会議所が誕生し、本年度50周年の時を迎えました。設立当時から今日までJC活動の理念である三信条を胸に地域のため、高い志をもって活動してこられた先輩諸兄に感謝を申し上げます。今日の我々があるのは道導として背中を見せてくれた諸先輩方のおかげであり、日々理解と協力をいただいている町の人たちのおかげであると感じています。

本年、50周年を迎えるにあたり森青年会議所50年の歴史を振り返ると共に伝統と功績を次の世代へと継承する記念式典を開催いたします。また我々に課せられた担いを60年70年へ向け能動的になることで地域の魅力や底力に気づいていただける記念事業を開催いたします。このような事業は青年会議所を広くアピールする絶好の機会であり我々自身も大きく飛躍できるチャンスであると考えます。

2015年岩本理事長のもと森青年会議所全メンバーの心をひとつに、事業の成功だけでなく関係する全ての方々に「能動的になればなんでもできる」という意識を植え付けると共に地域の可能性を示し活動して参ります。